チェルノブイリと福島をつなぐ、「おたずねポスト」

1986年のチェルノブイリ原発事故後にベラルーシやウクライナなどで住民のために活動してきた医療関係者や専門家、そして現在福島県で活動している専門家に、福島のお母さんお父さんが質問します。福島とチェルノブイリをつなげて考える、そんな架け橋となりますように。

おたずねポスト目次

「おたずねポスト」では随時、読者の皆さんからの質問を受け付けております。子ども世界ネットワークの電子メールアカウントまで、質問を書いて送ってください!

Mon

16

Dec

2013

"To my beloved city Tokyo. Thank you and Good-bye" (Vol.3): The voices of emigrees

 

Since his settlement in Hiroshima prefecture, Kamihara has interviewed many families who have moved away from radiation affected areas in Kanto and Tohoku. He has already published 5 volumes of his interviews. Kamihara's passion now is to collect the unheard voices and give life to these words to be known by as many people as possible around the world. The following text was extracted from 'Voices of Emigrees: HOME"(Vol.5).

 

神原将氏は広島に引っ越してから、同じように移住の決断をした多くの家族にインタビューを行ってきました。移住者へのインタビューは5冊の冊子として発表されています。神原氏は、ひっそりと引っ越し新しい地で暮す原発移住家族に焦点を当て、その声を多くの人に届けていきたいと願っています。以下の詩は「移住者の声」(VOL.5)より抜粋され、神原氏のブログにて公開されているものです。

http://genpatsu-hikkoshi.info/index.php?p=&d=blog&c=&type=article&art_id=76&art_quality=10

 

「移住者の声HOME」全5冊は、以下のページより書籍の形で購入する事ができます。

http://genpatsu-move.shop-pro.jp/?pid=54606916

 

視覚障害のある方たち向けに朗読版も発売されています。

http://genpatsu-move.shop-pro.jp/?pid=54474337

 

神原将 「原発引っ越し」ホームページ

http://genpatsu-hikkoshi.info

 

(WNSCR team)

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Mon

16

Dec

2013

「大好きだった東京、ありがとう、さようなら」:元ゴーストライターが原発震災移住体験を語る私小説「原発引っ越し」

「原発引っ越し」という不思議な題名のこの本は、神原将氏が2012年6月に出版した単行本です。歌手などの著名人のゴーストライターとして活動してきた神原氏が、3.11の福島原発事故によって家族とともに東京を離れる決意をし、広島県に引っ越した移住体験と新生活の様子を描いた私小説です。福島からの避難や移住は語られることはあっても、東京を含めた関東地方からの避難に関してはまだまだ多く知られていません。原発事故がいかに広範囲に影響を及ぼしているのか、改めて考えさせられる一冊です。

 

子ども世界ネットワークでは、著者に許可をいただき、移住と本の執筆に至った経緯を記した「世界の人々へのメッセージ」(英/日本語)と神原氏編集の移住者インタビュー集「移住者の声」からの短い文章(英/日本語), そして「原発引っ越し」英語版序章の一部をご本人撮影の写真ともにこちらで紹介したいと思います。序章英訳はクレイグ ホワイト氏によるものです。

多くの人が原発事故と移住について考えるきっかけになる事を願っています。

 

「原発引っ越し」ウェブサイト 

http://shou-kamihara.simdif.com/index.html

 

     

(WNSCR team)

 

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Wed

20

Nov

2013

おたずねポスト第7回 CRMSに聞いてみよう(No.2) : セシウムだけ測定している厚労省の食品中の放射能測定の発表は、内部被曝を避ける指針になりますか。

ゲルマニウム半導体測定器(写真はキャンベラ社製)
ゲルマニウム半導体測定器(写真はキャンベラ社製)

しばらくぶりの更新になりました「おたずねポスト」第7回。今回は「CRMSに聞いてみよう」です。「放射能から子どもたちを守る世界ネットワーク」のメンバーも、原発事故後の様々な情報、とくに放射能の測定に関する話題には敏感になっています。しかし、「放射能測定」といってもいまいちよくわからないところがたくさんあります。福島市にある市民放射能測定所CRMSの岩田氏に、ゲルマニウム半導体測定器(注)を使った測定に関して質問しました。

 

(注)ゲルマニウム半導体測定器の機械の説明は、以下のサイトなどをご覧下さい。

Wikipedia

★日本の環境放射能と放射線(公益財団法人 日本分析センター※)ウェブサイト

http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index

内部にある環境放射能用語集にゲルマニウム半導体測定器の説明があります。

 

※環境放射能/放射線に関する分析専門機関として1974年に設立。上記ホームページは,原子力規制庁の委託により日本分析センターが運営管理している(日本分析センターHPより)

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Fri

05

Jul

2013

おたずねポスト番外アメリカ編:福島とアメリカを結ぶ原発難民 西山千嘉子氏のアメリカ訪問記

西山氏と市民団体メンバー
西山氏と市民団体メンバー

 

チェルノブイリと福島を結ぶ「おたずねポスト」。今回は番外編として、福子ども世界ネットワークの国分が、原発事故により村民避難の対象となった福島県川内村の元村会議員、西山千嘉子氏のアメリカの講演ツアーの様子と西山氏へのインタビューのまとめを報告します。東部在住の子どもの世界ネットワークのメンバーほか、多くの団体や個人が西山氏のアメリカ滞在のホスト先となったり現地での行動の手助け/応援をしています。

 

英語版の報告はこちら (パート1、パート2)。

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Fri

19

Apr

2013

おたずねポスト第6回続 郡山から長野に避難中のお父さんからベラルーシへ

チェルノブイリと福島をつなぐ「おたずねポスト」では、先日ベラルーシのお父さんアレクサンダー・レオノフさんからのメッセージを掲載しました。今回は、福島県から長野県に避難中のあはは星人こと植木宏さんから、アレクサンダーさんへ宛てられたお手紙を公開します。

 

アレクサンダー・レオノフ様 

 

こんにちは。

 

子どもたちを守るための貴重な情報をありがとうございます!私たち家族は福島県から、放射能汚染のない長野県に避難移住してきました。この土地で、新たにぶどう農園を始めたいと考えており、ただいま農業研修と準備に励んでいるところです。

 

また昨秋、ネステレンコ所長が来日されて福島県視察された際、私も同行させて頂きました。『1μSv/h以上のところに住んでいることが信じられない』というネステレンコ氏の言葉は大変ショックでした。日本の現実を悲しく思います。そして、ふるさとを追われる哀しみは、ベラルーシのみなさまと同じ気持ちです。

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Wed

03

Apr

2013

おたずねポスト第6回 ベラルーシのお父さんから

チェルノブイリと福島をつなぐ「おたずねポスト」、第6回ではベルラド研究所の協力を得て、ベラルーシのゴメリ州で暮らすアレクサンダー・レオノフさんにお話をうかがいました。レオノフさんは二児のお父さんで、Roza Luxemburg保育園の園長先生でもあります。

 

Q1、あなたのお子さんたちの内部被ばくを軽減するためにどのようなことを行っていますか?

 

ビタペクト飲料で我が家の子どもたちの内部被ばくは効果的に減少しています。そして食べ物はもちろん、常に厳しく管理しています。セシウム137の規定基準を超える食べ物を、子どもたちに与えてはいけませんので。

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Thu

28

Feb

2013

おたずねポスト第5回 CRMSに聞いてみよう(No.1) ホールボディカウンタ(WBC)について

「おたずねポスト」では先日、福島市にお住まいのお母さんから、福島市で実施されたホールボディカウンタ測定結果の解釈についておたずねいただきました。これをうけて、今回は翻訳を経ずに、福島市の事情にも精通している市民測定所CRMS理事の岩田渉さんに、検査結果の読み方のポイントなどをおたずねしました。他の自治体の方々も参考にしていただければ幸いです。

 

福島市のCRMSでは食品のセシウム測定のほか、ホールボディカウンタの測定ができます。詳しい説明やお申し込み方法等はこちらをご参照ください。

 

これまでいただいたその他のおたずね事項は、翻訳編集が済み次第掲載いたしますので、しばしお待ちくださいませ。

 

測定結果の読み方について

 

Q1. 福島市で配布された「検査結果の見方」という用紙には、「今回の検査における検出限界Cs-134:

150Bq, Cs-137: 170Bq」と記載されています。これは、体重キロあたりの値ではなく、体全体の値と考えていいのでしょうか?

 

単位がBqと表示されている場合、それは/bodyを指していると考えて問題ないです。1キロあたりのBq数の表示がない場合、Bqを体重で割れば、Bq/kgになります。

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Sun

27

Jan

2013

おたずねポスト第4回 ミシェル・フェルネックス博士へ 「IAEAとは」

昨年12月に行われた福島県とIAEAの共同開催による閣僚会議を受け、チェルノブイリと福島をつなぐおたずねポストでは、スイスバーゼル大学名誉教授のミシェル・フェルネックス博士にチェルノブイリでのIAEAの政策措置について伺いました。フェルネックス博士へご質問したいという方はページ下のコメント欄へお書き込みください。

 

ミシェル・フェルネクス博士

1929年ジュネーヴ生まれのスイス人。医学博士。熱帯地域の伝染病に関心を持ち、アフリカ奥地での僻地医療に志願して、マリ・ザイール・タン ザニアなどで仕事をした。マラリア・フィラリアによる感染症の専門家。WHOの専門委員を15年間つとめている間に、チェルノブイリ原発事故が発 生。WHOが健康被害に立ち向かうと期待したが、逆に事態を隠ぺいしたことから、WHOとIAEAとの癒着関係を見いだし、世に訴えた。

 

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)スイスの元会長。フランス緑の党の創設にも関わった故ソランジュ・フェルネクス夫人、ベラルーシ・ベルラ ド研究所創設者の故ワシリー・ネステレンコ博士、「真実はどこに?ーWHOとIAEA、放射能汚染を巡って」のウラジミール・チェルトコフ監督ら とNPO「チェルノブイリ・ ベラルーシの子どもたち」(ETB)を2001年に創設。2007年からは「WHO独立を求める会」(IndependentWHO)を組織する。 IAEAのチェルノブイリ原発事故の過小評価を批判した『終わりのない惨劇―チェルノブイリの教訓から』(緑風出版、竹内雅文訳)共著。福島第一 原発事故を受けて、福島をはじめ日本各地を訪問して医師の立場から提言をしたり、双葉町の井戸川町長や福島集団疎開裁判 のジュネーブ国連訪問に付き添うなど、被災者への支援を続けている。

 

Q1、IAEAとは?

1956年、国連は世界中の国々で原子力産業を振興するための組織を必要としました。また、アメリカ合衆国大統領は、核兵器の保有をアメリカ、ソ連邦、イギリス、中国とフランスの5カ国に制限することを望みました。この特権の代償として、核不拡散に賛同した国々に「平和のための原子力」の追求を許しました。こうして、米ソ英中仏5カ国の安保理常任理事国のみに従属するIAEA(国際原子力機関)が国連によって作られ、国連のヒエラルキーの頂点に置かれました。

 

IAEAの規約によれば、この機関の主な目的は「全世界における平和、保健および繁栄に対する原子力の貢献を促進」すること、とあります。言い換えればIAEAは、核保有5カ国が、できるだけ多くの原子力発電所を、世界中のあらゆる国々に売る機会ないしは義務があるをもつという、壮大な商業プロジェクトの推進機関となったのです。結局のところ、IAEAは核保有5カ国に支えられたビジネスロビーでした。

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Fri

18

Jan

2013

おたずねポスト第3回 ベルラド研究所所長アレクセイ・ネステレンコ所長へ

Aさん、東京在住

 

Q1. ネステレンコ所長に質問があります。呼吸からの内部被爆で、人間の生活の質が損なわれるような健康被害が生じる可能性がある土壌汚染の程度は、何Bq/㎡ (Cs137基準)程度からとお考えですか?チェルノブイリの経験をふまえての所長のお考えをお聞きしたいです。

 

私たちの経験からは依存関係は見られませんでした。図を参考にしてください。ベラルーシでは局地的なリスク要因によって依存関係が見られます。

リスク要因
放射能の影響を促進させると考えられる他の要因のリスト
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Fri

18

Jan

2013

おたずねポスト第2回 ベルラド研究所アレクセイ・ネステレンコ所長へ

Aさん、福島市から京都府へ避難、子ども1人、子ども福島ネット保養班

 

福島では、長期の保養はどうしても夏休み期間に限られます。そこで、移動教室=ローテーション保養として、クラス単位での保養を実現すべく考えています。しかし一方、放射線との関係を出すと、学校レベルでの取り組みは動きにくくなりかねません。20msv/y、100bq/kgの世界ですから、現状が危険だと言うと風評被害につながる!と言われてしまいます。このことから、生物学的半減期は心の底で考えながらの対応となるかもしれません。

 

Q1. 現在も保養に出ている子どもたちの、参加前と参加後の内部被ばく量変化は確認しているでしょうか?

 

はい。2012年に日本で実施さ れたベラルーシの子ども達の保養プログラムでは、最も効果があった子どもの体内で1か月半でおよそ80%のセシウム137の減少がありました。平均すると、ビタペクトの摂取の効果も含め、1ヶ月で35~40%の減少が見られます。

 

Q2. ホールボディーカウンターによるもですか?あるいは、尿検査、血液検査によるものですか?

 

ホールボディーカウンターです。

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Sun

02

Dec

2012

おたずねポスト第1回 ベルラド研究所アレクセイ・ネステレンコ所長へ

ベラルーシと日本、これまで縁があまりなかった両国ですが、これからは共有すべき経験、一緒に考えて乗り越えていくべきことが沢山あります。アイディアを出し合い、共に行動しましょう。子どもたちを放射能から守る世界ネットワークでは、ベラルーシで子どもたちを放射能から守るために活動する方々へ質問をしていくページ「チェルノブイリと福島のおたずねポスト」を始めました。その第一回目として、ベルラド研究所のアレクセ イ・ネステレンコ所長さんに質問にお答えしていただきました。ネステレンコ所長の紹介はページの一番下をご覧ください。

 

Q1、福島で起こっていることについてどのようにお考えですか。


私の気持ちとして言いますと、 政府と医療関係の嘘はひどいものです。いま一番危険なことは、まず、メルトダウンがおこっています。次に人口密度が高い地域に多数のホッ トスポットがあること。そして福島市近隣の空間線量の高さです。

 

Q2、ベラルーシと福島における共通点はありますか。

共通点は、初期のころの高い放射線量が計られていないことです。

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