おたずねポスト第6回 ベラルーシのお父さんから

チェルノブイリと福島をつなぐ「おたずねポスト」、第6回ではベルラド研究所の協力を得て、ベラルーシのゴメリ州で暮らすアレクサンダー・レオノフさんにお話をうかがいました。レオノフさんは二児のお父さんで、Roza Luxemburg保育園の園長先生でもあります。

 

Q1、あなたのお子さんたちの内部被ばくを軽減するためにどのようなことを行っていますか?

 

ビタペクト飲料で我が家の子どもたちの内部被ばくは効果的に減少しています。そして食べ物はもちろん、常に厳しく管理しています。セシウム137の規定基準を超える食べ物を、子どもたちに与えてはいけませんので。

Q2 内部被ばくを軽減するために地域として取り組んでいることはありますか?

 

最初は、ほとんどの人が興味を示しませんでした。地域の人々は体内の放射能の測定をしたがりませんでしたが、現在ではとても積極的です。次回の測定の機会についても関心を示しているようです。

 

Q3 そのような取り組みにおいて、学校はどのような役割を担っていますか?

 

学校は食べ物と人体の放射線測定を常に行っています。学校には食物のセシウム測定を行う施設があり、移動式のホールボディカウンタの訪問もあります。また、子どもたちや教師、そして地域住民に対する情報提供にも力を尽くし、地域の放射能汚染に関する座談会やセミナー、授業が行われています。

 

Q4 食べ物に気をつけている人とつけていない人では、健康状態に違いは見られますか?

 

あると思います。例えば私の場合、体内の放射能レベルが900Bq/kg (体重1キロ当たり900Bq)を超えていたときは、無気力感、倦怠感、食欲の低下を感じました。今は120Bq/kg で、体調はよくなりました。ほかの人も似たような症状でした。

 

Q5 今住んでいる町から汚染の少ない地域に移り住むことを考えたことがありますか?

 

そうしたいとは思っています。しかし、経済的な問題があります。国は移住に関して責任を持っていません。私の家族には移住を実現するお金はないのです。

 

Q6 お子さんの将来について心配なことはありますか?

 

私は26年間、そのことを考えてきました。答えるとするなら、「未来はそのときにならないとわからない」でしょうか。

 

Q7 放射能について子供たちをどのように教育していますか?

 

放射能の基本的な知識について子どもに教育するための特別なプログラムが提案されました。学校には「健康と安全の基礎知識」という授業があり、そこで子どもたちは、汚染地域で暮らす際に必要な基礎知識と具体的な生活の仕方や、科学的見地に基づいたアドバイスを学びます。

 

Q8 放射能について関心を持ってもらうため、地域の人々にどのように働きかけていますか?また、そのときの反応はどのようなものですか?

 

住民向けに勉強会を開き、調査結果の報告や説明をしたり、ベラルーシの別な汚染地域での様子を話したり、印刷物を配布したりしています。また、子どもたちは大人達と一緒にステージ上でアピールします。さらに、父兄との集会の場を持ち、医師にも参加してもらいます。最も重要なのは、大多数の住民が、自家菜園の野菜、森で採取した食物を持ち寄り、放射能検査をしていることです。その結果、多くの人々が意識的に情報を得て、放射線防御の推奨プランを参照することができます。

 

ゴメリ州 アレクサンダー・レオノフ

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質問を募集しています

 

ベラルーシで暮らすお父さんお母さんへの質問を募集しています。ページ下のコメント欄から、ご質問をお書きください。質問を書くときの注意点として、お住まいの地域(県・市・町)をお書きください。集められた質問は、子どもたちを放射能から守る世界ネットワークのスタッフによって英訳された後、ベラルーシへ送られ、ベルラド研究所でさらにロシア語訳されます。福島県内をはじめとする、放射能汚染の高い地域に住むお母さんやお父さんからの質問を優先的に翻訳させて頂きたいと考えておりますので、お住まいの地域が書かれていない質問は翻訳する順番が後になってしまいますことをご理解いただけるようお願いいたします。

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